実家に帰った私の背中、なぞる。
下にも書いてるけど、今週は土曜が仕事で日曜しかお休みがなかったので、ゆっくり映画を2本見てきました。

あんまり天気もよくなくて少し寒かったので映画を見るにはぴったりでした。
まず一本目
「コーラス」仏・2004年
http://www.herald.co.jp/official/chorus/index.shtml
これは本当に、もう始まって15分くらいで内容がわかっちゃうような話にもかかわらず、思わず引き込まれて見ることができました。素晴らしく澄んだ歌声に心が洗われるよう。特に、後半に伯爵夫人の前で歌った、ラモーの「夜」という曲の素晴らしいこと!
あとは、子供たちの身につけている小物や景色がとてもセンスがよく、それをみているだけでも幸せでした。
特別な要素を持っているわけでもないのに、うつくしい音楽とテンポのよい展開が功を奏した作品です。

珈琲時光
http://www.coffeejikou.com/index2.html
大好きな浅野が出ているので「見たいなぁ」とは前々から思っていた作品。
本当に特別なことは何一つ起こらない。
何かが始まるわけでもなく、終るわけでもなくただ、ひたすらぐるぐると糸を巻いていたら唐突に終っているような、そんな感覚の映画でした。ドキュメンタリーのように、あまりにも飾らなすぎる一青窈の演技がスクリーンではなぜか浮いて見え、逆に浅野は目立たず、地味すぎず。
あの人はスクリーンに溶け込むのが凄くうまい。

でも、実家に帰った陽子が夜中に起きて夕飯を食べるシーンで、陽子はカメラに背を向けてて、母が陽子の食べる様子を傍らでみている。
その背中と母親の様子が、自分の背中と重なり少し辛く。

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ram

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