q:タム君をしったのは?
まだ実家にいた頃。ぐうたら新聞を読む時間があって、そこでこの本が紹介されていた。
その中の一こまがとてもよくて、「ほしいなぁ」と思ったのが最初。

q:でもしばらく、忘れてたでしょ。
そう。
引越しやら就職やらなんやらかんやらで忘れていた。

q:次に出会ったのは?
21世紀美術館の閲覧コーナーにあった雑誌。

q:そして?
横浜トリエンナーレでやっとみることができた。
もう全部持って帰りたいくらい、すてきな絵で、特に「melo」は本当に迷路だったのでびっくり。

q:最後に一言どうぞ。
(トリエンナーレで彼の展示をみた記念に)単行本を買いました。
ずっとほしかったから、本当にダッシュでレジに持っていった。
で、トリエンナーレの帰りに電車で読んだ。

本当に素敵な本だった。
あったかくて、やわらかくて、クダラナクて、夢みたいで、現実みたいで、私みたいで、あの子みたいで。
架空のお話なのに、なぜか自分の中にそんな記憶がある。

「本当にいいものは自分じゃなくて誰かにあげたくなる」

読み終わって、とても胸いっぱいの気持ちで、私は絶対にこの本をあの人にあげよう、と決めてぱたんと本を閉じたのでした。

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ram

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